呼吸法とヨガのポーズ

ヨガのポーズは、弛緩と緊張という一定のリズムで進めていくことに特徴があります。自律神経には交感神経と副交感神経に分けられます。心臓を動かしたり汗をかいたり、自分ではコントロールできない神経を言うのですが、ヨガの呼吸法により自律神経の働きを促進することができます。

自律神経は身体の必要に応じて、自動的に切り替わって働く仕組みになっているからです。緊張(ストレス)が高まると交感神経が働くし、逆に弛緩(リラックス)すると副交感神経が働きます。そして、交感神経と副交感神経が正常に働いて、初めて人間の体はうまく成り立つことになります。

しかし、不健康な生活を繰り返していると、自律神経のバランスが崩れてしまい様々な身体の不調を引き起こします。このバランスが崩れた状態を「自律神経失調症」というのですが、これは自分自身の生活習慣を改善するとともに、ヨガの呼吸法により身体を動かし、弛緩と緊張というリズムを取ってあげることが最も効果的なのです。

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片鼻呼吸法

ヨガでは呼吸法を重視していますが、ヨガの呼吸法の中に「片鼻呼吸」があります。
片鼻呼吸とは、片一方の鼻の穴をふさいで息を吸い込み、鼻の両穴をふさいで息を止めた後、もう一方の鼻から息を吐き出す動作を繰り返す呼吸法です。

具体的には、まず左手の親指と薬指それぞれを、左鼻と右鼻の小鼻につけます。
中指と人差し指は、額につけてください。
そこから、親指で左鼻の小鼻を押さえて右の鼻で息をゆっくり吸い、そのまま右の鼻を薬指で押さえてしばらく息を止めてください。
次に親指をはなして左鼻で息をゆっくりはききって、親指はそのままで左鼻からゆっくり息を吸って、しばらく息を止めてください。
その後、右の鼻からゆっくり息を吐ききります。
これを何回か繰り返してください。

これがヨガの基本呼吸法である片鼻呼吸法です。
片鼻呼吸法を行っていると、脳が活性化され、記憶力や創造力が高まりますので、ヨガを行う時だけでなく、日常生活にも取り入れて活用してみてください。

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腹式呼吸法

ヨガのポーズに入る前に腹式呼吸を行うことで、ヨガの効果をより向上させることができます。腹式呼吸はヨガの基本で、呼吸が深くなり、精神的な安定感や落ち着きが生まれてきます。

腹式呼吸をする場合、座禅を組める人は組んで座りますが、座禅を組めない人はあぐらでもかまいません。
手を軽く膝の上に乗せて、親指と人差し指で輪を作ります。
その状態で、ゆっくりと深い呼吸を行います。
腹がへこんだ状態と膨らんだ状態を意識して行ってください。
この状態で、しばらく腹式呼吸を繰り返していると心が穏やかになり、それだけでストレスが消えていくようです。

腹式呼吸は正式には“横隔膜式呼吸法”です。
その名の通り、横隔膜を上下させることで、肺の周りのスペースを大きくしたり小さくしたりして息を吸ったり吐いたりする非常に効率の良い呼吸法です。
お腹から汚れた空気を吐き出し、その分をきれいな空気で満たすという感じで、お腹を空気袋か風船のようにイメージして行うのが良いでしょう。

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